社内の機密情報の漏洩や不正利用、顧客情報の流出といったトラブルを防ぐのが、セキュリティエンジニアです。IT業界内外問わず、それぞれの企業において欠かせません。特に、ネットワークを介して社内の大部分の情報を管理している企業にとっては、有能なセキュリティエンジニアの確保は急務といえるでしょう。
そのため、大企業の本社が集まる都市部では、実務経験やスキルを持ったセキュリティエンジニアの募集が積極的に行われています。需要が高い分競争率も高いですが、好待遇を提示している求人は見つけやすいでしょう。
また、セキュリティエンジニアの役割は企業によって違いがあります。セキュリティ関連の中でも難易度が高い資格を持つエンジニアは、さまざまな現場でリーダーとして活躍できるでしょう。セキュリティエンジニアとして活躍していきたいと考えている人は、職種ごとに仕事内容が細分化されている企業や、キャリアアップにつながる業務を担当できる企業を選ぶことがポイントです。
なお、中にはセキュリティエンジニアの育成に力を入れている企業も、ないわけではありません。新卒や第二新卒などの若手社員が、働きながら資格取得を目指せる環境を整えている企業も存在しているのは事実です。ただし、このような企業の求人は、すぐに埋まってしまう可能性がある点には注意する必要があります。
そこで、IT業界で働いたことがない未経験者や、セキュリティ関連の資格を持っていない人は、各企業の公式サイトや求職者用のパンフレットなどをチェックしてみましょう。教育制度や有資格者の数などを比較して、無理なく働ける職場を見極めることが肝心です。